1982

DCブランド全盛期の象徴とも言える「カラス族」。オールブラックのワントーンコーデは当時の若者に大きな衝撃を与えました。1982年当時、黒はトレンドを示す色であり、同時に既存的な価値観に対抗するという社会的メッセージを持った色でもありました。『an・an』や『POPEYE』などの雑誌が人気になったのもこの時期です。

名門学校の学生風ファッション「プレッピー」はさらに20代を中心に大流行していきます。『チープシック』(草思社)や、『オフィシャル・プレッピー・ハンドブック』(講談社)など雑誌と書籍を合わせたムック本も多く出版され、ファッションが少しずつライフスタイルの一部として認識されるようになりました。

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